コタロー~っ!
2011年 12月 19日
『虹の岬の喫茶店』森沢明夫
「ピンチはピンチを連れてくる」えぇっそうなのぉ~っ?!
でも、大丈夫!
「ピンチは、最後にチャンスを連れてくる」んです。
作者の住む南房総がこの作品の舞台のモデルなんだそうです。
でも、多分、こんなすてきな喫茶店は架空の店なんだろうなぁ(残念)
…と思ってました。でも、有るそうです、この喫茶店。
本の喫茶店を訪れるのは、妻を亡くした夫と小さな娘や、
職も家族も失い、やむなく初泥棒(?)に入った砥ぎ師。
喫茶店のオーナーの女性に密かな思いを抱いている紳士…
どの人もつまづいて自分の行く手に不安を抱いている人々。
みんなこの喫茶店で心和らぎ、灯りを見出します。
表紙の絵の通り、やさしい優しい気分を味わえる喫茶店のお話です。